結束バンドというと、安いものは100円未満で購入できますが、逆に高いものとなると数百円や数千円もします。比較的高めの価格帯に位置する製品は、外して繰り返し使えるようになっていたり、屋外で使える耐候性や耐熱性などの特徴を有しています。降雪地帯などで使用する結束バンドは、氷点下でも物性が保たれる耐寒性が備わっていたり、塩害に耐えられる素材で作られていたりするものです。中には耐放射線性という特殊な性能を持つ結束バンドもあるので、過酷な環境に耐えられる分だけ、当然ながら価格は高いです。
勿論、用途に合わせて選べば特別高いことはないですし、むしろ納得して購入できるはずです。高い結束バンドが単純に長持ちするかといえば、結局のところは使い方や適材適所次第なので、価格が寿命と比例するとは言い切れないです。ただ、耐候性などの特性を備える製品だと、劣化要因を減らしたり遠ざけることができますから、何の変哲もない結束バンドよりは寿命が長くなる可能性があります。高いといえば素材の原材料が高めだったり、金属素材でできている製品は、一般的な樹脂製の倍かそれ以上の価格です。
ステンレス製は雨風が当たる屋外向きで、耐候性の問題がなくて耐食性も合わせ持っていることから、樹脂ではなくステンレスが選ばれています。このように、過酷な環境で使用する製品は素材からして違いますし、素材が異なればコストも変わってくるので、結果として価格に反映されます。