結束バンドを用いて何本ものコードをまとめる作業では、垂直方向にコードや固定したい物があれば上から下へと固定していく方法がベストです。事例の中には住宅のある程度高い位置に防犯カメラを設置した場合、電源用のケーブル等を結束バンドで固定するには、上の付け根から固定する方法ではなく下側から固定をしてしまうと、本体のケーブルの根元部分で圧迫してしまう可能性が出てしまいます。積雪の多い地域ではカーポートは落雪しないように、金属製で平らな屋根を取り付けていることが目立ちますが、このタイプのカーポートは雨樋が無いことも多いので、排水用のダクトを設置する作業も行われています。このダクトは蛇腹式を採用することがありますが、ケーブルと同様に上の部分からフェンスなどに固定していき、最後は地面側へと順番に結束バンドで固定するとダクトに負担を掛けずに済ませられます。
室内側で結束バンドの作業を行う時には、複数の家電製品などのケーブルをコンセントまで巻き付けていく使い方が基本ですが、この場面でも家電製品の根元付近から固定していき、最後はエンド部分、コンセントまで順番に束ねる手順で失敗してしまう問題をクリアできます。家電製品に対して用いる場合は、ゆとりを持たせることも大切なポイントです。完全に固定をしてしまうと家電製品を動かした場合、コネクタ部分を破損させる恐れがあるので、程よくゆとりを持たせながらコンセントまで届かせることは非常に重要です。